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日比野日誌

すしの雑学

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もらった手ぬぐいの活用法です。さあ、何に使いましょう?

いちばんオススメなのが、手に持ってホコリをはらうこと。散髪や化粧の際に大事なところを巻いておけば、汚れ防止にもなります。また、入浴の際には、からだを拭いたり水気をぬぐったりと、まさに重宝するものです。そうそう、昔はおしめにも使いましたが、当世は…、タオルの方がいいのかなぁ…。

簡単に破れるのも、ポイントが高いですね。木綿の平織りだから縦横自由に破れます。細く裂けば止血には持って来いで、剣道の防具の下にも用います。

印刷色は単純で、単色化、あっても2色刷り。したがって、店の屋号を染めるというPR効果もあります。中には、ずいぶん芸術的なものもあります。「よし、これの立派なのを宣伝に使おう」と作ったのがのれんでした。こういう使い方もあるんですよ。

*その46*

2009.12.24

さて、幕府に献上されていたのと同様、大変だったのが禁裏御用。いわゆる天皇家関係です。代表的なのが、大和の国の釣瓶ずし。このすし、『義経千本桜』っていう歌舞伎にも出てくる店で…、え?聞き覚えがありますか? そう!「釣瓶ずし」って、1年ほど前、この「すしの雑学」すし屋の屋号編(その27)で出てきた、あのすしなのです。このすしは、近在の名物として知られていた吉野のアユをすしに漬けたもの。だったら「アユずし」でいいじゃないか、と思うんですが、桶の形が変わってて、両端がニュッと出てる。ちょうど井戸で使うツルベ(釣瓶)に似ているから、「釣瓶ずし」なんですよ。今、正式に史料が残っているのは、天皇ではなく上皇。仙洞御所に上っていたものです。口にはマスク、手を叩いて合図する…。厳しさはどこでも同じです。あ、もちろん将軍御用でもありました。が、贈っていたのは紀州・和歌山藩でした。

46-1ブリの美味しいのはいつでしょう?

はい、秋の彼岸ブリというのもなかなかいいもんですが、ブリといえば寒ブリ。富山湾あたりでは12月ですが、ここ高知県では1月頃が旬となっています。幡多郡大月町は、昭和40年頃までブリの漁港でありました。泣く子に「そんなに泣くと大月へ連れていって、ブリに食わせちまうぞ」と言えば泣きやむ、とさえ言われる、それほどまでにブリの豊漁がとどろいていたのです。

大月町の柏島地区と小満目地区。町でこの2地区だけ、独特のすしがあるのです。ブリを使った押しずしなのですが、柏島ではヘダずし、小満目がヘラずしといいます。柏島の方はブリの皮がついていて、小満目のはついていないという違いがありますが、ともに、漁師さんたちのごちそう。男の人たちが作る料理でした。

今は、イベントの時に作る程度だそうです。しかし、そこは私、作ってもらいました。

味は、脂が乗っていて、とっても美味しい…。なのですが、これ、ハマチじゃなくてブリ。大きい魚で、ちょっとやそっとじゃ片づかないくらい、一度にたくさんできちゃうのです。いかがですか。食べる勇気がありますか、いや、それだけの人数が集まりますか?

ちなみに、写真は平成17年にお願いした分です。私ひとりで頼みました。小満目が半身分でしてお店で6000円。柏島のは、写真は1部ですが、ブリ1尾で、浜値が8,000円。

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