日比野日誌

すしの雑学

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時は江戸時代半ばの延享年間。
父親の跡を継いだ二代目竹田出雲は、仲間たちとともに新たな歌舞伎の演目を考えています。
鎌倉時代の名作・平家物語をベースにし、源平の世の中に起こった史実に伝説と創作をまじえて、
できあがりましたのが「義経千本桜」。
源義経の都落ちを契機に、滅んだはずの平家の面々が出てくる、壮大な物語です。

その中に「すし屋の段」というのがあります。
舞台は大和国のすし屋・つるべずし。
主人の弥左衛門が、山の中で迷っていたという美青年・弥助を連れて来、店で働かせるというのです。
幸い、弥助の働きっぷりはまじめで、やがて弥左衛門の娘・お里と婚約をする仲になります。
その婚礼の前夜・・・。

弥左衛門は、今は田舎のすし屋の主人ですが、実はかつて、平重盛の家来として働いていた身。
その重森の嫡男・維盛が弥助で、弥左衛門は彼をかくまっていたのです。
そんな2人が話す内容を、お里は聞いてしまいます。
すべてを理解したお里は婚約話を解消して、自分も維盛をかくまうことにします。

そんな頃、源氏の追っ手が近くにまで来ていることを知り、
維盛は弥左衛門とお里の手によって逃げようとしますが、そこに現れるのがこの家の息子・権太です。
どうしようもないチンピラで、人呼んで「いがみの権」。
維盛に懸賞金が掛かっていることを知っている権太は、維盛が自分の家に潜んでいることがわかると、
金が欲しさに、追っ手にそのことを告げに行きます。
権太が家に帰ってくると、弥左衛門は逆上し、わが子を斬ってしまいます。
倒れる権太。
しかし、彼が息絶え絶えにいったことばに、一同騒然となり、やがては涙の世界・・・。

くわしくは原作を読んでいただくか、歌舞伎芝居でご覧いただきましょう。
初演は延享4年ですが、今でも好んで演じられる演目です。
役の名前が実在するだけに「実話か?」とも思えますが、当の平維盛は紀伊国の那智で入水自殺をしており、
実際には大和に逃げのびたという史実はありません。
権太も架空の人物です。けれども、大和国の「つるべずし」というすし屋は今も健在。
主人は維盛から数えて何代目、というふうに名乗っているそうです。
また、近所には「権太の墓」もありまして、今でも参詣に来る人が絶えないとか・・・。

竹田出雲。その影響力のすごさには、恐るべし!

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