日比野日誌

すしの雑学

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 今月は少々やっかいな人です。2人おりまして、一方が昌住、もう一方が源順。
おそらくはたいていの人が「知らない」というでしょうね。2人とも平安中期の人です。?

 昌住は「しょうじゅう」と読み、奈良の僧ですが、詳しいことはわかっていません。一説には唐から渡って来た人だという説もあります。

 彼を有名にしたのは、昌泰年間 (898〜901)に著した『新撰字鏡』という本。これはいわば漢和辞典ですね。
漢字2万余字を分類して収め、発音や意味を記し、加えて和訓もつけてあるという画期的なもの。もちろん、本格的な漢和辞典としては、現存最古のものです。

 この本の中にある「鮓」の字。それまでにも「鮓」という字は文献には挙がっていましたが、「鮓」の読み方がわからない。
それを初めて「酒志(スシ)」と読ませたのは、昌住による『新撰字鏡』でした。以来この字は、「すし」と読まれるわけです。?

 源順は「みなもとのしたごう」。こちらの方はちょっと有名かもしれませんね。
三十六歌仙にも選ばれた歌人であり、また学者でもあった人です。数ある業績の中ですしに関係することといえば、承平年間(931〜938)、『和名類聚抄』を編纂したことでしょう。?

 『和名類聚抄』も辞書のひとつですね。
名詞をまず漢語で書き、その意味により分類して項目立てし、さらに万葉仮名で日本語での読み方(和名・倭名)をつけています。
さらに、漢籍を出典に多数引用しながら説明を加える体裁を取っていますから、今日の国語辞典のみならず、漢和辞典や百科事典の原点でもありましょう。?

 それですしとの関連ですが、勘のいい人だったらもうおわかりでしょう。
『和名類聚抄』の中の「鮨」の記事。これが初めて「鮨」の字を「須之(スシ)」と表記しているわけです。

 以来、「鮨」の文字は「スシ」と読まれてゆくわけです。?

 「鮓」と「鮨」。漢字はわかっていても、それがどう読まれていたのか。ルビがつかなければわかりませんよね。

 もっともカタカナでルビをふるなんてことは、平安中期にはなかったこと。使われた仮名文字は万葉仮名。「酒志」や「須之」などは漢字ではなく、万葉仮名でした。

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