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  4. 【全国の郷土すし紹介 9月号】徳島県阿南地方の「ボウゼの姿ずし」

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ボウゼって魚、ご存じですか?

正確には「イボダイ」というそうですね。スズキ目イボダイ科に属する魚だそうで、漢字で書くと「疣鯛」。なんでも、エラぶたにある褐色の斑点を、お灸の跡のイボオに見立てられたとか。

東京では「疣(イボ)」というのを嫌って「エボダイ」と呼ぶそうです。関西では「ウボゼ」。「イボ」に似ていて、そうではない名前がついているんですね。そのほかには「シズ」「シス」「シュス」などが四国一円。九州では「モチウオ」「モチノウオ」だそう。銚子付近では「アゴナシ」。顔を見れば、なんとく、わかる名前です。高知では「バカ」と、ありがたくない名が!

このように全国で獲れ、いろいろなふうに呼ばれているイボダイですが、白身で、味は絶品です。骨が取れやすく、特に西日本では塩焼きによくされます。このほか、煮つけや干物、刺身でも食べられます。

徳島県では「ボウゼ」といいます。ボウゼの姿ずしといえば「とくしま市民遺産」のひとつにも数えられています。各家庭で、というと今では少々難しいのですが、スーパーなどではいつでも作られています。が、やはり9月から10月。秋祭りの頃が、ちょうど旬なのです。

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