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  4. *「すし屋のカウンターにて」編 その50*

日比野日誌

すしの雑学

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前回のカンの話のついでに、「2カンづけ」の話をしておきましょう。

かつてのすしは大きかった…。これはしばしば言われることで、
それこそ、戦前のすしは今のすしの3〜4倍はありました。

その時、話に出されるのが、日本橋の「宇治丸鮨」です。
この店のすしの大きさは尋常ではなく、出される時には必ずまん中に包丁が入っているのでした。
つまり、1カンが二つに切れているわけです。「マグロ1つ」と言うと、1個を2個に切って出してくれるのです。

しかし,「なるほど。今の『2カンづけ』の習慣はここに原因があるのか」とは思わないでください。昭和初期の「宇治丸鮨」の写真が『すし通』(昭和5年刊)という本に載っているのですが、それを見ると、「2カンづけ」で出されたものが二つに切ってある、すなわち、4切れがひと組、一人前なのです。

当時から、すしは「2カンづけ」で握られていたのです。

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