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  4. *「すし屋のカウンターにて」編 その48*

日比野日誌

すしの雑学

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 一人前のすし、として値段がついてること、ありますよね。「並」は1000円、とか、「特上」は3000円だとか。
1人前のすしというのは時代的には新しく、大正時代くらいにできたものです。一説には、あるデパートの食堂が始まりだったとか。その頃は、女性や子どもたちにも、すしが受け入れられたのでしょう。以前は、すしは酒のつまみか、酒の後の「シメ」の食べ物で、1食には数えられていないのでした。ついでに言うと、すし屋というのは、昔は、あまり風紀のよろしくない、「悪所」と呼ばれるところにあったものだと言われています。
 「すし屋は男の世界」としていた北大路魯山人は、ある食堂で女性や子どもが食べるのを見て、「やがてはすし屋も、何でも許す空間になってしまうのか」と嘆いたそうです。そんなこと言ったって、すしが多くの人に広がっていくことはいいことなんですが…。

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