日比野日誌

すしとあの人

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若い人、とはいっても40〜50代の人ですが、彼らにとっては「大阪弁をあやつる、コミカルなおばはん」のイメージですが、60〜70代にしてみれば、すごい人です。

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疲弊した戦後の日本にパワーと鋭気を吹き込んだ大スターで、やがて「ブギの女王」と呼ばれるように。あの国民的歌手の美空ひばりの前の時代の寵児で、一説には、美空ひばりにはイジワルなこともしたそうですよ。でも、その後、和解をしています。

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彼女は香川県の生まれでしたが、その後、大阪に養女に出されました。宝塚の音楽学校受験では「歌も踊りも超一流」との評判を得たのですが、身長が足りずに不合格。

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しかし松竹楽劇部生徒養成所(O S K日本歌劇団の養成学校の前身)には見事合格し、その後、「三笠静子」の名前で初舞台を踏みました。

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昭和10年(1935)には三笠宮の誕生により、「笠置シヅ子」に改名して、以後は大ブレイク。「贅沢は適だ」といわれた戦中でも派手な衣装と長いつけまつげ姿で、当局からは睨まれていました。

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戦後のN H K紅白歌合戦には、第2回から4度の出場。うち2回はトリ(一番最後に歌うこと。その年で一番の功労者でなければできないことなんですよ)出演です。歌った曲は「買い物ブギ」、「ホームランブギ」、「東京ブギウギ」、「ヘイヘイブギ」と、まさに「ブギの女王」の名にふさわしい活躍でした。

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中でもユニークな作品としては「買い物ブギ」があります。いや、歌としては「ホームランブギ」とか「ヘイヘイブギ」のような「超、変わってる」っていうべき楽曲がありますが、「買い物ブギ」は全編が大阪弁。

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軽妙な口調の笠置には、まさにうってつけの名曲になりました。

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内容は、大阪のおばはん(お姉さん、かなぁ)が、人から買い物をたくさん頼まれ、街の市場へ出かけて行くというもの。最初に入った魚屋で、タイやヒラメ、カツオ、マグロにブリやサバ、などを見ています。さらに、トリガイ、アカガイ、タコにイカ。エビにアナゴにキスにシャコと見つめ、「ワサビをきかせておすしにしたなら、なんぼか美味しかろ」とひとりごと。魚屋のおっさんが「何買いまんねん」と尋ねてきたので、「サケの缶詰おまへんか?」と返事。恥ずかしさに「わて、ほんまに、よういわんわ」でオチがつきます。

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ここは大阪。しかしここでも大阪風のすしではなく、当時からすでに、ワサビを使った江戸前ずしが流行していたことがわかる歌ですね。

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