日比野日誌

すしとあの人

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前回出ました「民俗学の祖・柳田國男」の門下生、とでもいうのかな。民俗学者、でいいんですよねぇ。

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とにかく、ひとことでは収まりきらないほどの業績を持った人です。

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もちろん、柳田國男とは親子ほどの歳の差があります。

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柳田が「名もなき、どこにでもいる人」の生活の中に真の日本人が現れているのではないかと考え、

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次第にふつうの「名もなき、どこにでもいる人」の生活を追求したのに対し、

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宮本は、柳田が捨ててしまった「名もなき人だけれども、一般的ではない人」の生活にまで入り込んでゆきます。

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女性や子供、また、被差別民、漂泊民、博徒など、その対象は実に幅広く、

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こうした人々への聞き取りは「忘れられた日本人」として、同名のタイトルの著書は、多くの読者たちに深い感動を与えたものでした。

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しかしそうした人々は、師匠の柳田が切り離そうとした部分です。

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それがもとで、柳田からは遠ざけられてしまいます。

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彼のひとつの名前は「旅の巨人」。

愛用のカメラとともに、生涯の4000日を、日本各地への取材旅行に費やしました。

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旅行といっても観光じゃありません。3000箇所を超える地域の民俗調査です。

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やがてこのことが、日本の観光学への開花へと踏み出しました。

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日本観光文化研究所の初代所長におさまってはいましたが、民俗学と観光学を結びつけ、

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すぐにでも旅に出かけようとするさまは、まさに「旅の巨人」です。

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さて、かの柳田師匠の「すし論」にイマイチ納得がいかなかった私ですが、その弟子はどうだったんでしょう。

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結論から先にいいますと、師匠以上に、業績はないんですねぇ。

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ウィキペディアで「宮本常一 すし 」で引いてみますと、『塩の道』という講演集の中にすしとは本来発酵させるもの…ということがサラッと述べてあるだけ。

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あと『食生活雑考』はまさに食生活が雑考してあるのですが、そこにすしはありません。

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宮本常一は、山口県周防大島の農家の生まれ。宮本が監修して集めたそこの昔話「はなかみ」の中に、夫の留守中にすしを作ったりして食べてしまう妻の話がありました。

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まぁ、アジかイワシの姿ずしでしょうか。注目すべきはそれを「つける」と表現しているところです。-

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すしには古い時代のことばが残っており、昭和になっても、室町以前の発酵ずしの「つける」ということばが使われていたのです。

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