日比野日誌

すしとあの人

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すしとあの人 11月号 104「西園寺公望」

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今月は西園寺公望。

明治から大正時代の政治家で、桂太郎と交代で首相を務めていた頃は「桂園時代」と呼ばれたものです。

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そんな彼も、引退後は静岡県興津に籠もり、悠々自適の生活を送っておりました。

ただ、自適をするといっても西園寺のひとりよがりで、世間は彼を放っておきません。

政治家や役人、しかも大物たちのお歴々が興津を訪ね、「興津詣で」ということばさえ生まれてしまいました。

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さらに晩年になって、彼もいよいよ最期を迎えます。

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病床に立つのは勝沼精蔵博士まぁ、西園寺のお抱え医師ですね。。

その彼が西園寺に「何でも好きなものをおっしゃってください。

召し上がれるように手配しますよ」。

最後の晩餐とでも言いましょうか。

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すると西園寺は「吉野のちらしずしが食べたい」。

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「吉野」というのは大阪の名店です。

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さぁ、まわりの者はたいへんです。なにせ、今と違って、保存施設がないのですから。

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相談の上、大阪の有名料亭「なだ万」に使いを出し、

「なだ万」が「吉野」に出向いてちらしずしを買い、大阪から特急列車に乗せて、

一路、静岡の興津に。

ようやく西園寺の口に入りました。

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「こんなことをいうのは一度だけだ」「どうせ一目、眺めるだけだ」と多寡をくくっていたまわりの者たちでしたが、

西園寺はぺろりとたいらげてしまいました。

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それどころか、翌日もまた、同じことをいいます。

まわりは同じように苦労をして、西園寺に「吉野」のちらしずしを食べさせました。

するとまた、すしをぺろり。おまけに、その翌日も…。

こうしているうちに、西園寺は病気が治り、奇跡の復活を遂げたのだそうです。

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この「吉野」は今もあります。

淡路町にたたずむ「吉野寿司」がそれです。

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でも西園寺がリクエストしたちらしずしは、残念ながら正規のメニューの中には、ないようです。

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