日比野日誌

すしとあの人

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前々回の「曲直瀬玄朔」と同じくらい、なじみがない人ですかねぇ。

「おのらんざん」と読みます。

江戸中後期に活躍した、本草学者です。

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本草学者といえば、わが国には貝原益軒という人がいますね。

あの人より、約100年遅れて世に出た人です。

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本草学について述べておきますと、

簡単にいうと現代でいう植物学に当たるのですが、

本草学のふるさとの中国では、植物の研究は薬草の研究のことであり、

本草学とは薬草学、すなわち薬学、医学の一種だったのです。

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でも、薬物ってのは動物や石や土の中、自然すべての中にありますね。

そこで日本では、本草学は博物学にも広がります。

これが3次元になりますと、博物館になるわけです。

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さて、小野蘭山。

本当の姓は佐伯。

小野は「本姓」といいまして、佐伯の出である姓でした。

京都生まれで、朝廷の役人として育ち、本草学は13歳から学んでいたそうです。

25歳で私塾を開門し、門下には杉田玄白らがおりました。

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本草学の大家、貝原益軒にも、堂々と意見をいったようですよ。

その記録は、やがて『大和本草批正(『大和本草』というのは、貝原益軒の名著』)という

書物にもなっています。

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73歳から5年間、植物採集で各国をまわる一方で、

75歳で『本草綱目啓蒙』を刊行。

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これが、日本における最大の本草学書といわれます。

かのシーボルトもこれを入手して、

小野を「日本のリンネ(スウェーデンの植物学者)」と呼びしめています。

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そんな優れた優れた学者の小野蘭山が犯している間違いが、ミサゴずし。

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ミサゴは捕らえた魚を貯蔵し、

漁が出来ない際にそれを食すという習性がありますが、

貯蔵された魚が自然発酵することにより、すしができた、と。

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また、人がこれを上から盗むと、ミサゴは察知して再び来なくなるから、下から盗むのだ、と。

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こんな話が『本草綱目啓蒙』に出ているのです。

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この説は江戸時代、文化人たちの中で大流行した俗説で、

実際には、ミサゴのすしなんてあり得ません。

実証主義の蘭山が、どうしてこんな間違いをやっちゃったんでしょうね。

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