日比野日誌
全国の郷土ずし紹介
8月 京都府京都市の「ハモずし」
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言わずと知れた、京都の夏。
暑い暑い。
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昔は峠を越えて運ばれるもんですから、魚も途中で腐っちゃう。
そんな中、ハモという魚はとてもタフで、
暑い夏の京都でも、生きたままの姿で到着するのです。
で、京都の夏の風物詩、祇園祭は、別名、ハモ祭りともいうんです。
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え? 祇園祭りは7月のもの?
月がひと月、違ってるじゃないか、ですって?
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はい。確かにそうなんですが、ハモといえば8月の魚なんです。
だって、8月3日は「ハモ」の日なんですから。
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ハモの語源はハミ。
「咬む」や「食む」から来ているという説があります。
ヘビやハブもそう。
そういえば、ハモってヘビみたいですね。
「うわっ、ヘビを思い出すから、そんな話をするのはやめて!」というか、
「そうか、ヘビもああやって食べれば美味しいかも」というか。あなたはどちら?
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海岸部にはハモの産地が多く、和歌山やら瀬戸内やら…。
こんがりと焼いて、おいしそうなすしも観光パンフレットをにぎわせています。
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でも、やっぱ、京都でしょう。
写真は京都駅で買ったもの。
え? あんまりおいしそうじゃない?
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本当はもっとおいしそうな写真もあるんですが、お店を絞るの、結構ツラくて…。
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