日比野日誌

すしとあの人

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歌川国貞。本名、角田庄五郎。天明6年<1786>生まれの浮世絵師です。

初代歌川豊国の門人で、後に三代目歌川豊国を名乗りました。

作品の数は浮世絵師の中で最も多く、その作品数は1万点以上を数えるといわれます。

中でも似顔(美人画)のジャンルでは第一人者の呼び声が高くて、「面長猪首型」という独特の画風が特徴でした。

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そんな彼。すしの内容がわかる具体的なものというのはあまりないのですが、漬けた容器はよく描いています。

たとえば「義経千本桜」。このお話は歌舞伎の大当たりの外題ですから役者絵師としてもよく描く画題なのでして、国貞も描いています。

吉野、下市の釣瓶ずし。平田維盛がこのすし屋の世話になり、すし屋の娘・お里と夫婦になる、というおなじみの名場面ですねぇ。

その釣瓶ずしの桶を、彼は如実に表現しています。

俗にいう「釣瓶型のもの」と平たいものがあったようですよ。

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別の絵では、娘が手土産でしょうか、すし桶を持っています。発酵ずしでしょうかねぇ、握りずしでしょうかねぇ。

中身はわかりませんが、注目すべきはそのてっぺんです。

小さな箱が置いてありますね。これはいったい、なんでしょう。

私はガリ、すなわち酢漬けショウガだと思います。ガリを小さな箱に別添し、それを、その箱の脇にあるヘラですくったのでしょう。

-「見立て源氏」という画題も好んで描かれました。源氏物語に似せて、ひとつのテーマで56丁の場面を描くのです。

最も有名なのは柳亭種彦の小説『偽紫田舎物語』で、その挿絵は国貞が担当しています。

同じ国定の「偲ぶ源氏」は、発酵ずしと思しき桶を持った女性が中央に。桶の形態は釣瓶ずしの浅い方と同じです。

「花の宴」も見立て源氏です。この絵の中で、彼はめずらしい握りずしを描いています。

しかも桶の中ですしは積み重なっている。

なるほど。当時のすしは積み重ねるのが普通だったんですね。

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浮世絵とは別名、風俗画。当時の風俗をちゃんと残してる、貴重な資料でもあるのです。

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