日比野日誌

すしとあの人

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時代小説や歴史小説ではおなじみの作家です。誰もが知っている「鬼平犯科帳」や「剣客商売」の作者ですが、一方で、美食家としても有名な人ですね。

その彼が、「鮨屋とつき合う法」という文章を書いてます。ちょっとのぞいてみましょうか。

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「東京も地方も単一化し」「食べる物も、それぞれの特殊性を失ってきはじめた。鮨にしても、その例に洩れない」。「東京独特の鮨などというものは」「ないといってよい」。

「東京の気風を残している店」がないことを、まず嘆いているんですね。

彼が子どもの頃は、すしのタネには中トロが出始めた時分で、大トロなどは「鮨屋で出さなかった」。「大トロは安くて」、「寒くかると」「よくネギマ鍋をしたものである」。

まぁ、そういう時代だったんでしょう。

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すし屋に入ると、彼なりの順序というものがあります。

「普通の店だと」「座敷なり椅子に落ちつき、運ばれてくる一人前を箸で食べる」のだそうで、いきなり「つけ場の前」には座らない。「こうして、自分の好きな店を見つけて通いはじめる」。店の人に顔を憶えてもらうと、「つけ場の前へ坐って食べるようになる」。

そして、「自分が、ほんとうに好きな店を見つけ」たら、「その店へ、自分の気もちをしめ」して、「こころづけを出す」のだそうです。

なるほどねぇ。

戦前のすし屋は「ともかくも出前が多かった」とも書いています。また、大晦日にも正月も休むことはなかったらしいですね。今のすし屋は…、書くだけムダか…。

あっ、ここ、すしミュージアムのおすし屋さんは、元旦も営業していますよ。

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そうそう。池波正太郎が通った店は、いずれもすばらしかったのでしょう。しかし、彼の死後、評判が落ちている店もあるとか。「先生が通っていたというウリにあぐらをかいてしまったトコが結構ある。接客は悪い、店は汚い、味の研鑽はしていない」と酷評するグルメ評論家もいるくらい。

池波正太郎さんも、あの世で泣いていることでしょう。

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